委員会の議事摘録

2021年度第1回委員会(5月25日) zoomによるweb会議
 

議題:病児保育の現状について 

 病児保育の現状について、満尾委員から現状の問題点と課題が呈示された。

*久留米大学の病児保育の現状 

 〇定員5名であるが、現在コロナのため、3名で個室利用

 〇小児科への受診が必要、受診後に予約

 〇電話予約となっているが、電話がつながりにくい

 病児保育のネット予約導入を久留米市議会で取り上げてもらったが、金銭的な問題から困難と判断された。

 病児保育以外の選択肢:ベビーシッター(時給1000円)、市のファミリーサポート

 櫻井委員より、「休みやすい環境整備をすることが大切ではないか?」と提案があり、満尾委員が、「病児保育に預ける選択肢もあれば、仕事を休む選択肢(看護休暇を含む)も

ある」と述べた。

 なお、子の看護休暇については、委員の中にもあまり周知されていなかった。

 

その他                           

2021年度の委員会の活動目標について

*男性の育児休暇取得促進に関する取り組みが提案された。

 これまで、久留米大学所属の男性医師で、育休を取得した人はいないが、今国会に男性育休取得を促す改正法案が提出されており、成立すれば2022年秋以降に施行される

 櫻井委員より、「育休では給与の3分の2が保障されるので、給与の低い人が取得することは難しいと思われる」と意見が述べられた。

 山口委員より、育休中のアルバイトの件などが呈示された。

 これらの意見を集約し、男性が育児休暇を取得できるモデルケース(マネープランを含む)を提案するとした。

・大学院ワークショップ(729日)への参加の呼びかけ

  ダイバーシティに関するワークショップへの委員の参加を呼び掛けた

・給与厚生課による社会保障制度の説明会について

 説明会の開催について、給与厚生課の北村課長に相談することを決めた

 

2020年度第6回委員会(3月23日) zoomによるweb会議

 

議題 特定教育職員と、総合健診センターのパート医師の兼務について                                     

深水委員から、現状について説明(以下の①~⑥)がされました。

①パート医師制度の対象となる総合健診センターでは、これまでに院内の複数の講座から本制度の利用があり、育児期にパート医師として復職を果たし、その後、各所属講座の医員・助教としてキャリアを形成する女性医師を輩出するという実績を作っている。

②しかしパート医師のリクルートは簡単ではなく、パート医師制度を安定して運用・維持するのが困難な状況が続いている。

③本院の雇用制度の一つである「特定教育職員」は、非常勤に準じて扱われる。

④復職希望者の中には、所属講座での勤務と、総合健診センターでの勤務の兼務を希望する医師がいる。

⑤現在「特定教育職員」と「パート医師」を兼務し、双方から給与が支給されることは認められていない。

⑥両制度の兼務が認められれば、所属講座(主に専門とする診療科)のキャリア形成と平行して、人間ドックや総合健診医としてのダブルキャリアの形成支援が可能となるだけでなく、幅広い専門領域の医師が総合健診センターに集い、より質の高い健診の実施並びに安定した医師の確保につながる可能性がある。

この議題に対して、鳥村委員長より、給与厚生課の北村課長へ上申すること、最終的には法人の判断が必要であると、意見が述べられました。

 

議題 2020年度の委員会の振り返り               

本年度の委員会の議題と活動内容の振り返りが行われました。

反省点:業務委託の交渉や締結は、年度の上半期に行われることが多いので、要望などがあれば、早めに動くことで、要望も受け入れられやすくなる。

 

議題 その他

①鳥村委員長より、病児保育所の改善点などを、ユーザー目線で話しあう機会を設けたいとの申し出があり、守屋副委員長よりそれへの対応を承諾されました。

②深水委員より、心臓血管内科に所属する医師が、産休後すぐに大学での復職を希望されたが、学内保育所への入所がかなわず、院内保育所の入所が可能な他院で復職することとなった事例があったことが報告された。院内保育所への入所が、女性医師の復職のカギとなった事例として紹介されました。

 

2020年度第5回委員会(1月26日) zoomによるweb会議

 

議題:教職員へのメンタルヘルス支援  保健管理センター所属の大江委員からの報告

1) 教職員を対象とした相談室

(精神科医やカウンセラーが1対1で面談を行う,守秘義務あり)

2) 所属長による職場相談

3) ストレスチェックと高ストレス者への面談

4) 病気休職者の復職にあたっての面談

5) 看護部メンタルヘルスワーキンググループへの参加 等

〇相談室の利用状況

・利用職種:看護師が最も多いが、事務職員,技術職,医師等様々な職種にわたる

・相談内容:メンタルヘルス、ハラスメントが疑われる事例相談,労務管理など。

      こうした場合でも,問題整理を行うことで間接的に精神面の改善が認められることもある

〇看護部のメンタルヘルスワーキンググループ

日常で支援する立場にある師長や主任への支援,メンタルヘルス不調者に関する情報共有を目的としたラインケアラウンドを月1回実施し、環境改善策を検討する。

今年度はCOVID-19に関連したメンタルヘルスに関する情報発信を行った。今後もこうした活動を継続,発展させていきたいと考えている。

討議において大江委員より、「業務の主目的は、良悪や正否の判断ではなく、話の傾聴である」と説明されました

 

議題(仮称)キャリアバンク創設について                       

 松尾委員(代:守屋副委員長)より、(仮称)キャリアバンクの創設が提案され、数例のキャリアパス例が紹介された。

〇(仮称)キャリアバンクとは:

・先輩医師のキャリアパスの集合体

・卒業時から現在までのキャリアパス(研修病院先、専門医取得年、学位取得年、結婚、出産等)を、A4一枚にまとめたもの

〇対 象:医学科学生(講義にも使用予定)

〇創設理由:将来のキャリア形成について、悩んでいる学生がいる

 創立90周年の久留米大学は人材の宝庫、それを目に見える形にすることが、学生への情報提供となり、大学の売りになる

〇公開方法:検討中

 

2020年度第4回委員会(11月24日)

(出席者:12人)

 

議題1文部科学省令和2年度科学技術人材育成費補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(特性対応型)」

   選定について

 久留米大学が選定された標記事業(事業期間:令和2年度~令和7年度)の説明が行われました。

 本事業は、

 研究とライフイベントの両立や女性研究者の研究力向上を通じたリーダー育成を一体的に推進する等

 研究環境のダイバーシティ実現に関する目標・計画を掲げ、優れた取組を実施する大学等を重点支援するものです。

 

 久留米大学の目標

 医系研究者の女性比率(R7年度までに):30%(現状:22.6%)

 医系上位職に占める女性比率(R7年度までに):15.2%(現状:10.0%)

 事業概要

 :医学部での成功モデルの作成→全学へ展開

 ・ダイバーシティ・インクルージョン(DI)推進室の新設

 ・各部署にDI委員を任命

 ・人事評価システムの開発をはじめとした諸事業の実施

 ・女性研究者のマネジメント能力向上

 これに対して以下の意見および質疑応答が行われた。

 ・女性研究者を対象とした事業だが、男性研究者にも良い事業と思ってもらえる方向性やプラスの面があるか?

   →事業の一つである人事評価システムの開発は、男女関係なく受け入れられるものである

 ・研究者の定義は?→医系では、初期研修医を除くすべての教員

 ・院内への周知が重要→DI推進ニュースの発行予定(年3-4回)

 ・医学部の学生時代からの教育が重要

 ・入局のシーリングがあり、医局員の確保も難しく、その中で女性を増やすのはどうだろうか?

 ・研究職としての子育て中の環境を整えることは、重要

 ・有給枠の問題など不満が出ることも考えられる→“分断”が起こらないように取り組まなければならない

 

52020年度第4回委員会       

 2021年1月26日16:30~ 病院本館第3会議室

 大江委員から、病院のメンタルヘルスについて報告される予定です

 
2020年度第3回委員会(9月15日)

 

議題:子どもが病気の時の両親のケア役割分担    

①学内の現状

・母親が休むという場面が多い

・曜日によって、父親と母親のどちらが休むか決めている夫婦はいる

・女性が育休から復職した時、「子どもが病気の時は休んでいいよ」と声をかけるが、男性に子どもが生まれた時に「子どもが病気の時に休んでいいよ」とは声をかけない

・今のご時世、男性であろうが女性であろうが、子供の病気で休むと言われた時に、「ダメ」とは言えない。

・日頃の態度がものを言う

②学外の現状

・(子育て中)の女性医師を外病院に出向させる場合は、(子供の病気などで)抜けても大丈夫な体制の病院に出向してもらう

①・②から、子育て中の女性は子供の病気などで抜けてもいいという前提で人事がなされていることが問題ではないか。

医療職の職種で、医師だけがそのような前提があったり、意識があったりしないだろうか?

<看護部の取組>

子どもの病気で急に欠勤者が出た時は、シフトを組み替え、カバーに入れるようにしている。

また特に夜勤は責任をもってあたる心構えを皆持っている

<意識を変えるための取組案>

・職場の雰囲気づくり

・管理者が受け入れる

・ハラスメント防止のための動画があるので、それに類似した動画を管理職から研修医に至るまでに見てもらう。もしくは自分たちで作る

・厚生労働省「動画で学ぶハラスメント」→「男性の育児休業等に関するハラスメントの現実」https://www.no-harassment.mhlw.go.jp/movie/indexに、

 これからもこの事案について、検討を重ねることが決まりました

 

〇全学の学内メルアドの旧姓での漢字検索が可能となったことも報告しました!

 

2020年度第2回委員会

 

議題1.保育所関連

①水害時の学内保育所の対応について

 久留米市の発する災害発生レベルに合わせて、7月上旬の大雨の際、6日午後から8日午前中と10日は

 看護学科に避難し保育を行った。

 

②学内保育所の委託先変更について

 保育士不足により待機児童が解消されないので、2021年度から業務委託先変更を予定。

 

③旧姓での学内メールアドレス検索システム                                  

 病院に旧姓使用の申請書を提出している医療従事者に対して、旧姓をメルアド検索できるフォーマットを作成中

 

議題2.指導医講習会の開催場所について                           

 本講習会は、厚生労働省の開催指針に沿って、北九州市内で1泊2日で実施しているが、

 院内の医師より、学内または久留米市内の開催希望が寄せられた。

 理由は、子育て中の医師も含めて、すべての医師が参加しやすくするため

 委員から「参加人数が決められ、遠方で宿泊が必要な講習会なので、

 管理職からママさん医師に声をかけにくいかもしれない」との意見があった。  

 

 

 

2020年度第1回委員会(2020年5月26日)

 

1.産休・育休制度について                 

社会保険労務士の有資格者の山口委員から、説明がなされた。

 

〇産前産後休業と育児休業

 

産前・産後休業

育児休業

対 象

女性

男女(1年以上の雇用期間要)

期 間

産前6週間*~(多胎は産前14週)

産後(出産翌日から)8週間***

出産日から1年間(2年まで延長可**)

法 律

労働基準法

育児・介護休業法

給与等の支払

健康保険から出産手当金が支払われる

雇用保険から給与支給(雇用主が支払うわけではない)

180日までは給与の67%、それ以降は給与の50%

注意点

すべての労働者が対象(アルバイトも含む)

育児休業の申出は、休業開始予定日の1ヶ月前までにする

*久留米大学では産前8週から取得可能

**2年までの延長は、保育所への入所困難な事例のみ可能 

***産前・産後休業は、産後の6週間のみ取得義務あり 

〇健康保険の任意継続制度(重要)

 退職しても現在の健康保険を、2年間に限り継続できる制度

 継続条件:①被保険者期間が継続して2ヶ月以上あること

②資格喪失日から20日以内に申請する

 

2.【報告・審議】BE試験(ジェネリックの治験)の責任医師リクルート        

 復職前(子育て中など)の女性医師を対象に、BE(=Biological equivalence)試験の責任医師へのリクルート依頼が委員会になされたことが報告され、議論した。

 夜間拘束などの勤務形態や他部署のパート医師との調整など、解決しにくい問題もあることから、

 本案件については、当委員会では対応しないとの結論になりました。

 

 

2019年第6回委員会(2020年3月24日)

 

 

1.委員会の名称変更と変更時期について              

 4月1日から「久留米大学病院ダイバーシティ・インクルージョン(D&I)委員会」に変更することが、病院決裁で承認されたと報告され、委員会でも承認された

 

2.学内保育所の入所状況について                

 ‘20年度上半期の入所者は45人の見込み(定員80人)で、待機児童が数名いることが報告された

 

3.婚姻後の旧姓での学内メールアドレス検索            

 本年5-6月を目途に、全学(旭町キャンパス、御井キャンパス)での旧姓でのメルアド検索が可能なシステムに変更する方針が報告された

 

4.妊娠者・学内保育所利用者の駐車場希望利用について                          

 〇希望できる駐車場:8番(看護学科建物東側)

 〇対象者:旭町キャンパスで働く方で、以下の①か②の条件に適合する方

  ①妊娠中【主に妊娠後期(8か月以降)、双胎以上の方、悪阻の強い方】

  ②大学保育所を利用

  希望者が直接総務課に申請

 

5.好事例の紹介:学内某医局での育休取得への対応について    

 出向病院で妊娠した医師が、出向病院での育児休暇取得を希望し、所属医局や出向病院と交渉した結果、出向病院での育休取得が認められた例が報告された                      

 この事例で、育児休業制度(育児休業給付金など)について、皆あまり詳しくないことがわかり、次回の委員会では、育児休業制度について勉強することを決めた

 

6.その他

 委員より、当直免除の医師が、眠れない当直をこなす医師よりも給与が高い場合に、若い医師の不満になったりしないか?について、他の委員の意見を求めました。

 某委員より、「当科は管理職が、研究や教育も含めて様々な角度からスタッフを評価し給与枠を決める。若い医師は、このあたりに大変敏感と思う」と述べました。

 

 

 

2019年第5回委員会(2020年1月28日)

 

1、旧姓での学位記の申請について

2020年1月から、医学研究科の学位記を旧姓で申請できるようになりました。 

2、委員会の名称変更

「男女共同参画事業推進委員会の名称を変更する時期ではないか?」との提案があり、新名称を検討しました。

現名称の問題点:ジェンダー重視の時代に“男女”がつくのは違和感あり

 新名称候補:ダイバーシティ・インクルージョン(D&I)委員会

 

3小児科グランドカンファランス(4/24)

『大学病院で働き続ける女性医師のキャリア追求』を大きなテーマにしたく、テーマの絞り込みや開催スタイル(意見交換会?講演?) について、委員へ意見が求められた。

 

 

 

2019年度第4回委員会(2019年11月26日)

1.学内保育所の利用状況                      

     2019年度下半期(10月~)は入所希望者17名であり、今年度中に希望者全員が入所可能

 

2.久留米大学医学研究科の定める「旧姓使用の取り扱い」について

学生名簿や履修登録での旧姓使用は認められるが、学位記やその他公的証書での旧姓使用は認められていない

・法令の改正(H31.4)に伴い、11/5からマイナンバーカードや住民票に旧姓併記が認められた

・医師免許証や専門医登録は、旧姓のまま使用可である(医籍は戸籍名に変更が必要)

・新姓になると、旧姓での研究業績などを積み重ねることができない

                   →キャリア形成の妨げに成りかねない

 学位記やその他の公的証書での旧姓使用の許可願いの要望書を、医学研究科科長宛てに提出することを決めました

 

3.妊娠・出産・復職支援としての駐車場の優先利用権について                 

〇対象:旭町キャンパスで働く看護師以外の教職員で、妊娠後期(8か月~)または学内保育所利用者               

〇2020年1月下旬の駐車場委員会で草案を検討

 

 

 

2019年度第3回委員会(2019年9月24日)

1、学内保育所の利用状況 

 10月からの入所希望者に、数名の待機児童者がいるが、ここ数日キャンセルも出ており、待機児童は減っている

 

2、病院駐車場の優先利用権 

 ①優先利用権の対象者は、妊娠後期者と学内保育所の利用者とする

 ②該当する駐車場を数か所準備することを検討する

 

3、子育て中の女性医師の当直 

 多くの診療科は、週末の日勤を担当していましたが、一科のみ、子どもが2歳になったら、当直を依頼していました。

 また、子育て中の女性医師の日勤、当直システムを検討中の診療科もありました。

 

4、その他

〇今年の7月と8月は、久留米市内の一部地域は水害に見舞われ、大学保育所が一時的に使用できなくなった。

 来年以降も同様の水害が発生する可能性は高く、今から対策をして欲しい

〇台風や大雪などで、学校が臨時休校する時に、病院内で子どもを預かる場所を確保できないか?

〇病児保育が入りにくいので、何とかして欲しい

 

 

 

2019年度第2回委員会(2019年7月23日)

1駐車場の優先利用について      

  〇事業目的-子育てをする医療従事者の便宜を図る、不公平感がないように

 

 2.医学科キャリア教育の現状について      

 〇実施日:7月12日(金) 1~4限目 主たる担当者:松尾規和委員(呼吸器内科)

 〇授業前後のアンケート結果及びワーク全体について

 ・グループワークの評価が高かった

 ・授業後アンケートで、キャリア形成に関する講義内容に、学生は“知識や技術”を求めていた。

  自分の人生や医師としての使命・社会貢献について、考えてもらうような教育が必要ではないか

進路選択に重視することで「高い収入を望める」と回答した割合が、男子学生38%>女子学生20%であり、

 男女間での相違が顕著でした

 一方で、女子学生の中には、将来は「主婦」になると明記する者がいるのも現実です。

 これらを受けて以下のような意見がでました。

 ・多額の税金を使って、医師にしてもらっている。私学も同じ。半ば公人

 ・医師としての心構えを女性も男性も持ち、仕事を続ける意識を持たないといけない 

 ・医師の能力に男女差はない。出産後の女性医師にも、医師として仕事をする機会が均等に与えられるべき

  当直する機会も平等に与える

 ・「私、やります。これなら、こういう状況なら、やれます」という環境を作る

 ・女性医師の将来を思うなら、医師としての自信につながる当直業務などに就くよう促すべき

  しかし現実は異なる。このような現実と理想のギャップが、東京医大の入試での女子学生減点問題につながる

 ・「(子育て中ながら)当直しなくていい」は、過剰な思いやり。過剰な思いやりは、女性医師のキャリア形成の妨げ

 

〇M2‐5年生のキャリアプランニングのカリキュラムについて

・低学年では、学生時代の過ごし方、医学生医学生として知るべき正確な医学知識を教える

・性差医療に関する講義も欲しい

・男女の生物学的な違いを、産婦人科の先生から教えて欲しい             

・医学生の教育に費やされている公的資金を知り、医師になる社会的責任感を養成できる内容を加えてほしい