3月14日に、ANAビジネスソリューション(株)の石井和宏講師をお呼びして、
「TEAMで安心を育てる」の講習会を、久留米大学病院で開催しました。
当日は、学内外から52名の参加者がありました。
(参加者内訳 医師12名:看護師20名:臨床検査技師7名:薬剤師1名:その他12名)
講習会内容(参加者からのコメントをともに)
○近代医療は、医師がピラミッドの頂点ではなく、TEAMでやっていくもの。
TEAMとしていかに安全を確保するかを考えなければならない。
講習中にあった権威勾配も低い方がよくて、若い医師の権威勾配は少ないと考えるのではないか。
○とても有益な講習会だった。
エラーチェーンの話はまさにその通りで、どこかで誰かが気づいて、チェーンを切らなければならない
○全職員が聞くべき内容と思う
○エラーチェーンを切ることや、組織としてエラーをストップできなかった話など、印象的だった。
気付いたことをお互いに言いやすい環境、組織的にも報告しやすい環境を作り、
その情報を共有することが重要と感じた。
○講習会を通して、安全を守る真のTEAMとは何かを一番考えた。
組織は、仕組みと行動の両輪で動かないといけなくて、個々の能力が生かされないといけない。
また、情報を発信する側と情報を受け取る側のコミュニケーションも大事と学んだ。
○とても良い講習会だった。もっと医師に参加して、聴いてもらいたかった。
○権威勾配の打破!
講習会後アンケートでは、「有意義だった」と答えた人:84%、「まあまあ有意義だった」と答えた人:16%でした。
参加者からの評価が大変高く、もう一度開催したいとの声が顕著にみられました。
最後に、石井講師より紹介された文献を列記します。
「ANAの口ぐせ どんな問題もチームで解決する」
(ANAビジネスソリューション:KADOKAWA中経出版)
「緊急発言 いのちへⅡ」 (柳田 邦男著:講談社)
「失敗の科学」 (マシュー・サイド著 有枝 春 訳:Discover 21)
「人は誰でも間違える(To Error is Human)」 (米国医学研究所邦訳:日本評論社)

司会で元気プロジェクト委員の深水亜子医師(循環器内科・講師)と石井和宏講師

ANAビジネスソリューション 石井和宏講師