11月2日に、東京医科歯科大で行われた、「女性医師等のキャリア支援連絡会議」に参加しました。
本会議は、全国医学部長病院長会議の男女共同参画推進委員会の下部組織として、今年から始まりました。
厚生労働省は、平成27年度から「女性医師キャリア支援モデル普及推進事業」を始めており(平成28年度の同事業を久留米大学病院が受諾)、この事業内容を地域全体に広げたいと考えています。
第一部では、文部科学省、厚生労働省、日本医師会の女性医師支援の取り組みが報告され、
第二部では、旭川医大、東京女子医大、九州大学の取り組みが報告されました。
会場からは、
「初期研修医制度のカリキュラムとして、男女共同を取り入れて欲しい」との発言。
これに対して厚生労働省から、「2020年度の研修医制度改正の内容として、強制ではないものの、医師の労働問題を取り入れる方向で進めている」と説明がありました。
他にも参加者から
「小一の壁との言葉もあるので、学童保育への整備充実にも予算をつけて欲しい」
「指導医講習会に、ワークライフバランスの内容を入れて欲しい」
などの意見が出されました。
当日の配布資料は、「一般社団法人全国医学部長病院長会議」のHPにアップされています。
https://www.ajmc.jp/committee/committee01.html
また男女共同参画推進委員会が実施した「大学病院勤務医のキャリアデベロップメントに対する意識と実態調査」について、最終報告書がまとまり、以下に公表されています。
『大学病院勤務医のキャリアデベロップメントに対する意識と実態調査』報告書
秋晴れの日、羽田への機内からは、富士山がきれいに見えました❗