第4回先輩医師と話そう!!

平成27年11月17日(火)12時から、久留米大学病院本館第1会議室にて開催しました。

参加者55名と、これまでで最も多い参加者でした。会の様子を簡単にご紹介します。

 

総合司会:冨安柚乃さん(医学科学生)宮川はるかさん(医学科学生)

 

1.開会のあいさつ 久留米大学病院副院長、病院診断科・病理部教授 鹿毛 政義先生

2.先輩医師からの話

  • 心臓血管内科 野原 夢先生

『働く女医さんのリアル』

野原先生は、同じく心臓血管内科で働く同期の夫と、1歳8か月のお子さんとの3人暮らしです。産後7か月で職場に復帰されました。休職中は子育てを慈しみながらも、夫を含めた同僚たちの活躍をうらやましく思っておられたそうです。後輩に対して、「女性医師が医師としての価値を高めるためには、出産するまでの期間にできる限りの実力をつけること、そしてそれ以上に人として信頼される存在であることが大切だと思います。どの時期にブランクを持ったとしても、周囲に感謝や思いやりの気持ちを持ち、普段より責任のある行動に努めていけば、いろいろなことを達成していけると思います」と、力強いメッセージを送られました。 

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▲心臓血管内科 野原 夢先生
野原先生には、男子学生さんたちから、矢継ぎ早に質問が投げかけられました
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  • 久留米大学病院病理診断科・病理部 教授 鹿毛 政義先生

「久留米大学病院における男女共同参画の取り組み」

 ‐輝く女性たちとともに歩んだ3年とこれから‐

久留米大学病院副院長も務められる鹿毛先生は、久留米大学病院男女共同参画事業推進委員会(元気プロジェクト委員会)の委員長も務めておられます。この委員会は、鹿毛先生が副院長就任とともに活動が始まり、鹿毛先生が育ててきた委員会と言えます。ご講演では、これまでの委員会の活動内容や、昨年西日本新聞で紹介された心臓血管内科の深水亜子先生が出産後の女性医師の職場復帰の相談に乗っておられること、元気プロジェクトの委員からのビデオメッセージ、さらに日本医師会や福岡県医師会での女性医師復帰支援の取り組みなど、幅広い内容のお話がありました。

ご講演を終えられた鹿毛先生は、「誰も寝ないで話を聞いていたのに驚いた!」と、おっしゃっておられました。鹿毛先生は、参加者の関心の高さを実感されたようです。

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▲病理診断科・病理部教授 鹿毛 政義先生
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▲昨年の西日本新聞の記事の紹介をされる鹿毛先生

 

「第4回先輩医師と話そう」参加者の感想

多くの参加者から感想を頂戴しました。今回は、医師以外の職種の方からの感想を掲載します。

 

私は検査技師をしています。23歳と25歳で出産し、今30歳です。

野原先生のお話を聞いて、「そんな時期があったな~」と共感を得ることができました。ただ私は野原先生のように、ある程度スキルを高めてからの出産ではなかったので、復帰後には後輩に聞いたり頼んだり…というのが現状です。「自分の技量を高めていればよかったな」と思うことももちろんありますが、現状ではそれを後悔しても、娘と息子のかわいさに比較できるものではないです。“今できること、8:30から17:00の仕事時間中にできることを、確実に!”、と自分の中で決めて、日々仕事を行っています。

それでも主人のフォローなしでは回りません。私の両家・両親はまだ働いているので、子供の急な発熱などに対応してもらうことはできません。復帰しても、お迎えに早く行かないといけなかったり、子供を病院に連れて行ってから出勤したり・・・です。病児保育は市内に3カ所も作って頂いて、どこにもすごくお世話になっており、私たち家族をサポートしてくれる一つです。今は子供も7歳と5歳になり、急な発熱もしなくなり・・・と思っていましたが、小学校へ上がると行事があり、平日にお休みを頂きたい機会は減りません。子供の行事に行きたい気持ちと仕事に穴を空けたくない気持ちで、日々悩まされていますが、両立したい気持ちもありますので、周囲の方のご理解と御協力を頂戴しながら、頑張りたいと思います。

また両立している女性の方の、いろいろな意見や経験を聞ける機会があるといいなと思いました。心強くなれそうです。

 

学生の研究グループ、チームGESC(Gender Equality Student Committeeの略)のメンバーの感想です。

 

一年間に亘り、大学が行っている男女共同参画事業に携わることができたことは、私にとってとても貴重なことだったと思う。この事業に携わったことで、大学の現状を知り、また医療の世界が今どういう状況下にあるかを知ることができたと思う。男女共同参画事業は将来我々が医師になったときに考えるべき課題である。この経験を将来に活かせたらと思うのが今の私の考えである。(医学科4年 末宗基良)

 

私も「第4回先輩医師と話そう」の司会は緊張しましたが、楽しかったです!!

野原先生、この会でのご講演を引き受けていただき、本当にありがとうございました。このような取り組みにかかわれて、とてもいい経験になったと感じています。わたしたちの将来にも良い影響を与えてくれると思います。本当にありがとうございました。(医学科4年 宮川はるか)

 

「第4回先輩医師と話そう」での司会は緊張しましたが、とても良い経験になりました。

ワークライフバランスについては、置かれている環境によっても、歳を取ることによっても、考え方が変わってくると思いますが、このようなことを在学中から考える機会があることは、「本当にありがたいことだ」と感じています。野原先生、ご講演本当にありがとうございました。これからもよろしくお願いします。(医学科4年 冨安柚乃)