女性医師の復職・キャリア支援を行う「九州大学病院きらめきプロジェクト」の発表会に行ってきました。
この発表会は、きらめきプロジェクトを通して、復職やキャリアアップをしている医師と歯科医師が、
一年間の自身の成長を、一枚のポスターにまとめて発表するものです。
とてもユニークな発表形式で、2-3年前にも見に行ったことがあります。
今回も、どのポスターも力作揃いでした。
人は1年間で、実に多くのことを経験するし、考えたりするのだと改めて思いました。
仕事人としての側面と、家庭人としての側面をあわせ持つと、経験や考察の幅が実に広いですね!
女性医師の復職・キャリアアップ支援
九州大学病院の「きらめきプロジェクト」と長崎大学病院の「あじさいプロジェクト」は、10年以上も前から
女性医師の復職・キャリアアップ支援に取り組んでこられました。
そして今は、佐賀大学病院の「バルーンプロジェクト」、久留米大学病院の「元気プロジェクト」、
熊本大学病院、大分大学病院などでも、「女性医師の働きやすさ」を目指した取り組みが行われています。
「女性医師の働きやすさ」は、男性医師の働きやすさにもつながります。
日本全体で叫ばれる、医師の働き方改革を実現化するには、医師の絶対数が必要です。
また、女性がキャリアを形成し活躍することが、日本社会がグローバルに認められる重要な条件です。
出産後の女性医師が、職場に戻り、出産前と同じように医師としての仕事に励む、そのことで、
医師数は確保されますし、
さらに職場復帰した女性医師が、医師としての経験を積み、その結果として、徐々に管理職に就く女性医師が増えることが、女性の活躍につながります。
医療界に女性の意見が反映されることは、多様性が担保されることで、
今以上に医療界が創造性に富むことは間違いありません。
だからこそ、「女性医師の働きやすさ」は、重要なキーワードです。
女性医師が、子育てファーストとキャリアファーストの両方を目指す医療社会を作ることー
これが、各大学が目指す女性医師支援プログラムの理念です。