四半世紀のアメリカでの研究生活

6月24日(木)に、福岡県医師会主催 第9回学生交流会「先輩医師と話そう」を久留米大学旭町キャンパス教育一号館で開きました。

主な対象は、久留米大学医学部医学科4年生です。

 

会では、副学長・医学部長の矢野博久病理学講座主任教授、副院長・ダイバーシティ・インクルージョン委員会委員長の鳥村拓司消化器内科主任教授のご挨拶のあと、

まず、福岡県医師会理事の田中眞紀先生から、医師になってからの後期研修の話などがありました。

 

福岡県医師会 田中眞紀理事

そして、医学部免疫学講座准教授の溝口恵美子先生のお話がありました。

溝口先生のお話のテーマは、「在米四半世紀の経験を通じた教訓と国際交流」

アメリカでの研究生活の様子や、日本とアメリカのジェンダー意識の違い、久留米大学の国際交流について、お話がありました。

 

免疫学講座准教授 溝口恵美子先生

 

最後に、内村直尚学長が、田中理事と溝口准教授のお話へコメントされたと共に、「学生さんの作る未来に期待してます」と、若い世代にエールを送りました。

 

 

開催後のアンケート結果は、以下のファイルをご覧ください。(出典:福岡県医師会)

R3開催後アンケート集計結果

 

後日、当日の司会・進行を務めた4年生の麻生英伸さん、梶原リサさん、杉田研介さんと、溝口恵美子先生達で、振り返り座談会「七夕座談会」を開催しました。そちらの記事もお読みください。

 

 

文責Mより

<溝口恵美子先生のお話で特に印象的だったこと>

・アメリカでの研究生活は、つらいことも多かったのは事実。研究室のボスが引き上げてくれたし、女性のロールモデル(こんな風になりたいと目指す人)を持っていたので、今の私がある

・日本では高卒後医学部に入学し、医師を目指す人が多いが、アメリカでは、Undergraduate Schoolを卒業したのち、研究補助員として研究室に入り、そこから医師を目指す人が多い(フィギュアスケートのネイサンチェンなども、この例)

・アメリカでは、容姿など、その人が変えることのできないことを取り上げてコメントするのは、ハラスメント!

 

多様な価値観への対応が求められる時代です。グローバルスタンダードを意識するようにしましょう‼️