現在進行中の研究
〇 「女性医師のワークモチベーションを上昇させる動機づけモデルの樹立」
令和2年度文部科学省科学研究費助成事業 基盤研究(C)・20K02622 令和2~4年度
「医師のワークモチベーションを維持する動機づけ因子の研究」
久留米大学医に関する倫理委員会 研究番号19234
研究者:守屋普久子・柏木 孝仁
久留米工業高等専門学校等と連携して、研究を進めています。
〇 「女性医療職者におけるキャリア継続の10年の変遷を追う」
令和元年度文部科学省研究費助成事業 挑戦的研究(萌芽)・19K21724 令和元~2年度
研究者:樗木 晶子(九州大学病院きらめきプロジェクト顧問)・守屋普久子
久留米大学病院で働く医療職者の方々にも、アンケートに答えていただきました。現在データを集計中です。
〇 「医師と医学生のアンコンシャスバイアス(無意識の偏見)の実態調査」
久留米大学医に関する倫理委員会 研究番号20003
研究者:山口 圭三・川村 綾香(医学部医学科5年生)他
我々は、アンコンシャスバイアス(無意識の偏見)で物事を判断すると言われます。
たとえば、
“小さな子供を持つ女性にはなるべく出張のない業務を割り当ててあげたい”
”来客受付やお茶出しなどを男性が行うのは、違和感がある”
“子どもを持つ女性は、公私ともに時間に追われているのだから、仕事の質が落ちてもやむを得ないだろう”等々
日常生活のあらゆるところに、アンコンシャスバイアスによる考え方が潜んでいます。
本研究は、
九州内の4大学病院の勤務医と九州内の2大学の医学部学生を対象とし、
彼らのアンコンシャスバイアスを探る研究です。
調査は終了し、現在集計中です。結果がまとまり次第、本web siteで公表いたします。
また、第45回日本外科系連合学会(12月22-24日)で、結果の発表を予定しています。
〇「女性研究者の旧姓使用に関する調査」
久留米大学医に関する倫理委員会 研究番号20110
研究者:酒井さやか・満尾 美穂 他
日本は夫婦同氏(同姓)が法律で定められる世界的に稀有な国ですが、女性の社会進出により、
国家資格(医師免許証等)での旧姓使用が可能になるなど、国は旧姓使用の拡大に取り組んでおり、
婚姻後に旧姓で働くか新姓で働くかを、研究者自身が選択可能な時代になったと言えます。
本研究は、主に久留米大学医学部在籍の女性研究者を対象に行う研究です。
研究者の旧姓使用を通して、アイデンティティの確立やキャリア形成への意識を深く掘り下げていきます。
女性医師のキャリアアップ支援
パート医師制度の維持およびサポート制度の確立
マタニティ白衣レンタル事業の継続
つながろカフェの開催
学内保育所利便性向上のための提案
旧姓での学内メール検索システム確立
講演会の開催
卒前の医学教育の充実
学生交流会の開催(主催:福岡県医師会)
医学科2‐5年生の講義とグループワーク
各種学会発表
勤務医の働き方の見直し
医師の働き方WGへの情報提供と協力
その他
委員会の開催(隔月)
久留米大学病院診療部長会での委員会議事内容の継続的な報告
福岡県女性医師キャリア支援事業への協力
元気プロジェクト委員会事業内容の見直し
モチベーションチャートを使ったアプリ開発(久留米工業高等専門学校他との共同研究)